メモを、AIの基地にする。
本体はフォルダではなくループ。
do-vault と ルール構築スキル の要点、そして自分の Vault の現在地を、5分で掴み直すための1枚です。作るものは少なく、回すものが多い。それがこの2つの共通した設計です。
この資料について読み終わると、2つのスキルの要点と自分の現在地が掴める
この資料は do-vault(メモをAIの基地にするスキル)と ルール構築スキル(その点火装置を作る手順書)の要点を、あとから読み返せる形にまとめたものです。
前半(02〜07)が2つのスキルの中身。後半(08〜09)が kc の Vault の現在地と次の一手です。
通して読んで5分。詰まったときは、03 の「どの段で止まっているか」に戻ってくると早いです。
要点まとめ3枚で全部
本体はフォルダでなくループ
出す → 結果が戻る → それが次の材料になる。この循環が回り始めた状態がゴール。フォルダができただけの人は、そのまま倉庫にする。
作るのは文体ファイル1枚+受け皿を1本ずつ
フォルダは3つで足りる。受け皿は4種類あるが、いま痛いところの1本から。まとめて敷くと続かない。
点火装置は CLAUDE.md
戻すのを人間に思い出させない。作業場に置いたルールの1枚をAIが毎回読み、終わりに聞いてくる。これが無いと受け皿は空のまま埋もれる。
ループの5段どの段で詰まっているかで、症状が全部ちがう
①の素材は何でもよい。人の記事・買った教材・会話で出た言葉・思いつき。②は「で、自分はどう思ったか」を1行足すだけ。この1行が無いと他人のノウハウのまま残ります。
何も入ってこない
口ぐせは「書くことがない」「ネタがない」。診断では P0 これから。ここが止まっている人には、まず土台を3フォルダだけ作る。
集めるけど、頭を通していない ← いちばん多い
口ぐせは 「メモが溜まってるだけ」。診断では P1 倉庫。集めるのは楽しく、頭を通すのは面倒なので、ここで全員が詰まります。
対策はフォルダを増やすことではなく、05 の制御3つ。詰まっていない段を直すと、倉庫が広くなるだけ。
頭は通したのに、使えない
口ぐせは「どこに書いたか分からない」。診断では P2 片方だけ。渡し方を1段上げる(コピペ → 常設 → フォルダ読み)。
材料はあるのに、出さない
口ぐせは「まだ完璧じゃないから」。ここも P2。構築を完璧にしてから出そうとすると、何も戻ってきません。出すのが先。
出したのに、結果が返らない
口ぐせは「毎回ゼロから説明してる」。診断では P3 出しっぱなし。ここが本丸で、07 の点火装置が効くのもこの段です。
②で詰まっている人にフォルダを増やしても、倉庫が広くなるだけ。P0〜P3 の判定は「5段のどこで止まっているか」を特定する作業。
ゴールは2階建て1階で止めない
🏠 1階で止まる — 再生どまり
- 出てくるのは、既に思っていたことだけ
- 質問が「私の文体で、〇〇について書いて」で終わる
- 文体ファイル1枚で届くので、そこで満足する
- 多くの人がここをゴールだと思っている
🔭 2階 — 気づいていなかったパターン(発見)
- 「3ヶ月のメモを見て、繰り返し言ってることある?」
- 言葉にしていなかったものが出てくる
- 本人が「それ気づいてなかった」と言えば到達
- ここまで連れて行くのが do-vault の狙い
2階には量が要る。 判断・失敗・もらった言葉・数字がある程度たまっていないと、見つけられるパターンがありません。だからループを回す。回すこと自体が目的ではなく、2階に上がるために材料を厚くしている。材料が薄いうちに2階の質問を投げると「知ってる」しか返らず、逆に向いていないと誤解します。
壁と「頭を通す」②の詰まりは、気合いではなく構造で防ぐ
AIは、読ませたものの声で書く。 他人の教材と自分のメモが混ざったフォルダを渡すと、出てくる文章も混ざります。「AIの文章が自分っぽくない」の原因の半分がこれ。だから 他人素材/自分の言葉 の壁を引く。
クライアントや案件を複数扱うなら、壁は「他人/自分」ではなく 案件ごとに引く。混ざるとA社の話がB社の資料に出る。設計は同じで、壁の位置だけが違います。
1 in 1 out
入口に新しく入れるとき、溜まっている1枚に頭を通してから入れる。入れるのは我慢させない。上限を持たせるだけ。
入口在庫20枚の合図
数が見えないと溜まっていることに気づけない。20枚を超えたら、新しく入れる前に頭を通す。AIが数えて報告する。
合格条件は1行
「自分の場合はどうか」を1行足せたら済で自分のフォルダへ。書けなければ入口に置いたままでよい。捨てなくていい。
今の自分に関係ないだけ。集めた全部にやろうとすると、そこで止まります。
受け皿4つこれが戻す先=ループの本体
もらった言葉
反応・コメント・質問が来たら、入口へ原文のまま。要約すると刺さる言い回しが死ぬ。書くのは日付・どこから・原文の3つだけ。
失敗ノート
AIに同じ直しを2回入れたら1行。チャットで注意しても次の会話では忘れている相手なので、紙に残す。3行から始めてよい。
数字の台帳
数字が出たら台帳へ。台帳に無い数字は書かないをルールにする。無ければ「未確認」。信用は数字の間違い1回で終わる。
判断メモ
何かを選んだ・やめたら理由ごと残す。2回同じ結論になったものだけ「原理」へ昇格。ノウハウは検索で出るが、判断の理由は本人の中にしかない。
4本まとめて敷かない。反応が来ている人は①、AIの出力に毎回同じ不満がある人は②、数字を扱う仕事なら③。発信していない人も②から入れる(AIとのやりとりは誰にでも発生する)。
よく聞かれる質問・友達からの相談・過去の自分が検索した言葉が同じ燃料になる。数字も、作業時間や読んだ本の数で同じ構造が成立する。
点火装置=ルールの1枚人間でなく、AIに思い出させる
記事を出した → 反応が来た → 誰が入口に入れる? → 本人が手で → 忘れる → ループが止まる。ここを人間の記憶に頼らない。
Claude Code なら CLAUDE.md、Codex なら AGENTS.md を作業場の一番上に置く。そのAIが作業を始めるたびに勝手に読むファイルなので、置くだけで効きます。
読む先を実在させる
「読む先」が実在しない行は絶対に入れない。「書く先」は無くてよい(その場で作れる)。動かない紙を作らないための一線。
参照は実際のファイル名で
「文体ファイルを読んで」ではなく、実名をそのまま書く。一般名で書くと、実名が voice.md 等の人で壊れる。
「聞く」は初版1つだけ
発信して反応がある人 → もらった言葉。それ以外の全員 → 失敗ノート。両方当てはまっても初版は1つ。もう1つは1週間まわしてから足す。
同じ会話の中でのテストは偽物。AIはルールの全文を見ているので質問は必ずできてしまい、自動読み込みの証明にならない。いったん終了して開き直し、いつもの作業を1つ頼んで、終わりに質問が来たら成功。
既に CLAUDE.md / AGENTS.md がある人は、上書きせず区切り線と日付を入れて末尾に追記。既存の行は1文字も変えない。追記内容を見せて承認を取ってから。
消される原因の1位。毎回4問聞かれると鬱陶しくなり、ルールごと捨てられる。作者の実物も1項目から始まっている。
材料ゼロの人の初版はこれで十分動く(ルール構築スキル 手順3)。
# このフォルダで作業するときのルール ## 作業が終わったら、必ず聞く - 私に、同じ注意を2回させませんでしたか? - 「はい」なら、その内容を「_失敗ノート.md」に1行で追記してください - 「いいえ」なら、何もしなくていいです
kcのVault現在地Phase P1(倉庫)/出口は確定済み
00_Inbox 〜 90_Archive の番号フォルダ制に整理。vasallo は据え置き、ログは 80_Logs へ。
作業前に失敗ノートを読む/入口を数える、作業後に1問聞く、を Vault 直下に配置。
発信して反応が来ている段階ではないので、選定ルールどおり _失敗ノート.md から。
同じ会話でのテストは偽物。Claude Code を終了して開き直し、質問が来るか確かめる。
入口の未処理が合図の20枚を超えている。一覧を見て承認してから移動する。
1本まわしてから2本目を判断する。今は足さない。
別セッション管轄。あちらの CLAUDE.md にループ質問を追記するかは kc の判断待ち。
出口は Tiger Runs オンラインストア(/staff アプリ制作) で確定済み。出口が決まっているので、あとは 03 の②と⑤を通すだけの段階です。
次のアクションこの3つで、ループが実際に回り始める
Claude Code をいったん終了して開き直し、いつもの作業を1つ頼む。終了時に質問が来たら設置成功。来なければ置き場所かファイル名を疑う。
未処理が20枚の合図を超えている。一覧を見て、移動先の案に承認を出す。判断がつかないものは動かさず保留にする。
同じ種類の仕事をもう一度頼み、2周目の指示が1周目より短くなったか確認する。短くなっていなければ、どの導線が死んでいるか探す。
結論3つだけ持ち帰る
フォルダはもう足りている。
足りていないのは戻す1本。
- 1本体はフォルダではなくループ。出す → 戻る → 次の材料になる、が回り始めた状態だけがゴール。
- 2作るのは少なく。文体ファイル1枚と、受け皿を1本ずつ。まとめて敷くと、まとめて捨てられる。
- 3戻すのを人間に思い出させない。CLAUDE.md に1問だけ書き、開き直して質問が来るのを確認するまでが設置。
ソースこの資料の根拠
- スキル本体:
do-vault/SKILL.md - ルールの作り方:
ルール構築スキル.md - 受け皿の雛形4種:
do-vault/templates/(もらった言葉/失敗ノート/数字の台帳/判断メモ)+ 文体ファイル・ルールの1枚 - 現在地:
_do-vault進捗.md/CLAUDE.md/00_Inbox/の実測